ウクライナ軍、ロシア最新鋭戦闘機Su57を「破壊」
(CNN) ウクライナ軍は9日、ロシア領内の基地に対してドローン(無人機)攻撃を行い、ロシアの最新鋭ステルス戦闘機Su57を破壊したと明らかにした。 【映像】ドネツク州の激戦地、ドローン映像が捉えたロシア軍の「混乱」 ウクライナ国防省情報総局によれば、前線から約600キロ離れたロシア・アストラハン州の基地に駐機していたSu57を攻撃した。 情報総局は衛星画像をSNSに投稿し、6月7日の画像のSu57は無傷だが、6月8日の画像には爆発によるクレーターと火災の被害による特徴的な痕跡がSu57の近くに見られると指摘した。 Su57は、米軍のステルス戦闘機F22に対抗する存在とみられてきた。米軍によれば、2002年に始まった開発は遅れ、19年の試験飛行では墜落事故を起こしていた。 ロシア国営タス通信によれば、ロシア軍が最初のSu57を受け取ったのは20年。Su57は18年にシリアで試験投入されたという。 ウクライナのSNSへの投稿によれば、Su57には巡航ミサイルを搭載する能力があり、安全なロシア領空からウクライナに対してミサイルを発射することができる。