7月の大雨で床上浸水などの被害が出た酒田市竹田地区。国・県・酒田市の3者が、今後課題を洗い出した後に具体的な減災対策を検討していくことを申し合わせた。 酒田市の竹田地区は7月の大雨による内水氾濫で、床上浸水や田畑の冠水などの大きな被害があり、住民からは国が地区内に設置している「排水ポンプ」について機能の拡充を求める声などが挙がっている。 これを受け、国・県・酒田市の3者は地区の減災対策を検討する連絡調整会議を新たに設け、18日に初会合が開かれた。 会議は冒頭のみ公開された。この中では排水ポンプだけでなく、地区内を流れる藤里川や竹田川なども含めた包括的な対策についてまとめていくことを申し合わせた。 今後、改めて課題を洗い出した上で具体的な解決策を丁寧に検討していくとしている。 （酒田市・菅原泰寛建設部長） 「課題について、国・県・市で持ち寄ってどう解決するかまとめていく。地元住民とも意見交換して合意形成しながら進めていきたい」 調整会議では今後、できるだけ早く減災対策の素案をまとめた上で、その案をもとに地域住民と意見交換会を開催するとしている。