中国、「台湾独立」の動きに刑罰 ガイドライン公表 頼政権に圧力
中国政府は21日、台湾の独立(台独)を目指す動きに対する刑罰のガイドラインとして、最高人民法院(最高裁に相当)などが通達した意見書を公表した。「独立派」だとして警戒する台湾の頼清徳(ライチントー)政権への圧力を強める狙いだ。 【画像】「警告」でなく「懲罰」中国側の威嚇拍車 総統就任演説から2日半 中国国営新華社通信が報じた。意見書は頼氏が総統に就任した6日後の5月26日付で、最高人民検察院(最高検)と公安、国家安全、司法の3省も名を連ねた。 文書は「台独分子が台湾海峡の平和と安定を深刻に損なっている」とし、「国家分裂の動きを法に基づき懲罰する」とうたった。
朝日新聞社