負傷した台湾籍の漁船員を海保が救助 イカ釣り船の機関室で顔面にヤケド 北海道納沙布岬東方沖で巡視船とヘリが連携し搬送 第一管区海上保安本部
北海道の納沙布岬東方約820キロメートル沖で9月5日、台湾漁船の乗組員が負傷する事故があり、海上保安庁が救助活動を行いました。 第一管区海上保安本部によりますと、5日午前9時55分頃、台湾漁船「ZI DA WANG(ジダワン)」から「組員1名が機関室で顔面などに火傷を負い、医療機関への搬送が必要だ」などと船舶代理店を通じ救助要請がありました。
これを受け釧路海上保安部所属の「巡視船そうや」と釧路航空基地所属の「MH909ヘリコプター」が出動。 6日午前4時30分頃、巡視船が負傷した台湾籍の44歳男性機関長を収容。午後1時19分頃にヘリが患者を機内に収容し午後2時24分頃に市立釧路総合病院に搬送しました。 「ZI DA WANG」は台湾籍のイカ釣り漁船で、総トン数1278トン、乗組員は台湾、フィリピン、中国、インドネシア人の計55人が乗船していました。
UHB 北海道文化放送
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