避難所状況や防災・気象・鉄道情報も、大阪防災アプリが充実
大阪府民に防災情報を知らせる「大阪防災アプリ」が、1月31日に提供開始。地震や台風情報、避難所の経路などが確認でき、同日の定例会見ではダウンロードが呼びかけられた 【資料】「大阪防災アプリ」の紹介資料 スマートフォン用に開発された同アプリは、台風や線状降水帯の発生、府内の河川監視カメラの画像といった気象情報や鉄道情報なども入手。 防災マニュアルやハザードマップ、防災クイズ、備蓄品チェックリストなどで災害に備えることができ、災害時は避難所の開設状況や混雑状況、避難所までの経路がすぐにわかるようになっている。 大地震発生後の津波に関しては、建物屋内の2階以上で安全を確保できる高さに移動する「垂直避難」が重要になるが、同アプリでは「津波避難ビル・水害時避難ビル」の場所が避難可能時間などとともに地図上で表示され、「ここに行く」ボタンを押すと経路がすぐに表示されるようになっている。 同アプリについて吉村洋文知事は、「震災はいつどこで起きるかわからない。ハザードマップなどを確認して自宅にいるリスクを把握し、地震が起きたときどう行動するかシュミレーションしてほしい。ぜひダウンロードして備えていただきたい」と呼びかけた。 同アプリは英語、中国語などにも対応。大阪市が運用する「大阪市防災アプリ」と一体で提供されるため、同アプリをインストールしている際はアップデートで利用できる。 取材・文・写真/岡田由佳子