夏の風物詩「つりしのぶ」出荷続く 「涼感と風情楽しんで」
軒先につり下げて涼感を楽しむ「つりしのぶ」の出荷が、兵庫県宝塚市の「つりしのぶ園」で続いている。つりしのぶは、江戸時代から親しまれている夏の風物詩。丸めた土にシノブグサの苗を植え付けて作る。同園では下部には疫病よけや魔よけの効果があるという南部鉄器の風鈴をつけ、直径9~80センチの大小20種類を販売している。 【写真特集】つりしのぶをアップで見ると… 冬には落葉するが、春には新芽を出して成長する。園主の市原誠さん(78)は「毎年夏に涼感と風情を楽しんでほしい」と話す。 8月中旬ごろまでに約5000個を全国各地のホームセンターや小売店に出荷する。インターネットでも注文できる。問い合わせは同園(090・6977・7608)。【北村隆夫】