大阪出身のヒャダイン、上京時の“カルチャーギャップ”明かす 東京でボケ「そうなんだ~で流されちゃう」【オリコン ライターズ】
■上京当初、恋しくなった「粉もの」と「ボケとツッコミ」
さらに話はヒャダインの「地元愛」に及んだ。ヒャダインが大学時代まで暮らした大阪府住吉区について聞くと、「めっちゃ住宅地ですね(笑)」と即答。 「住吉大社という神社はありますけど、それ以外は家ばかり。正直、子どもの頃はあまり、これといった思い出がないんです。ただ、最近は週1ペースで大阪の番組に出演しているおかげで、関西の方々に顔を覚えてもらえるようになりましたね。大阪のお店やカルチャーを知る機会が増えたし、大阪はサウナも充実しているので、“サ活“を満喫しています。齢(よわい)四十にしてようやく地元に出会い直した気がします」 ヒャダインが上京したのは、大学卒業後の2003年の春。上京したばかりの頃は、カルチャーギャップを感じることも少なくなかった。 「コンビニで、おでんの“はんぺん”を見たときはビビりました、『なんだこの白いものは!?』って(笑)。たこやき、焼きそば、豚まん…やっぱり『粉モノ』は恋しくなりましたが、一番恋しかったのは『ボケとツッコミ』でした。東京では、ボケても『そうなんだ~』で流されちゃうことが多くて。でもこれ、関西の人間が自分でボケて、相手に期待しちゃうのが厚かましいんですけどね(笑)」 東西それぞれの“ノリ”について、リスペクトと愛あふれるヒャダインの言葉に、収録スタッフからも笑みがこぼれていた。 最後に番組の見どころを改めて聞くと、ヒャダインは「愛は勝つ!」と力強く書かれたフリップを掲げた。 「この番組でアーティストたちの『地元が好き』『地元のためになにかしたい』という“純粋な愛”を感じたし、そういう愛って自分が与えた分だけ、返ってくるんだなと、まざまざと感じましたね。また一般の方へのインタビューシーンも必見。皆さん、そのアーティストについて語るとき、なんとも愛にあふれた表情をしているんです。ぜひ、いろんな都道府県出身の方が集まって、みんなでワイワイ言いながら楽しんで観ていただければと思いますね」 どんな「愛」が見られるのか。地元愛にあふれた音楽が、県を越えてたくさんの人の心に届くはずだ。 (取材・文/アケミン・ウイッチ) ※取材の模様は、24日深夜放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/日曜 深1:30)でもご覧いただけます。