アウディ、Audi charging hubを東京・紀尾井町にオープン すべてのBEVユーザーが150kW充電器を利用可能
アウディ ジャパンは、4月26日、Audi charging hub(アウディチャージングハブ)紀尾井町をオープンした。これは、アウディ全体で7番目、ヨーロッパ以外では初となる。無料で使えるキャンペーンを6月30日まで実施する。
Audi charging hub紀尾井町は、蓄電池を備えた超急速EV充電器2基4口の急速充電施設で、最大150kWで充電が可能。すべての電気自動車(BEV)モデルユーザーを対象に急速充電の利便性を提供することで、「充電拠点不足」「自宅で充電できない」「充電にかかる時間が長い」といった都市部における電気自動車の課題解決に貢献し、アウディを含めた電気自動車の普及を目指す。
なお、Audi charging hub紀尾井町のオープンを記念し、充電サービスを無料で利用できるキャンペーンを6月30日まで実施している。二次元コードを読み取り、必要情報を入力することで、1ユーザーにつき期間中最大2回まで、Audi charging hubの急速充電を体験できる。
アウディは、その電動化戦略に基づき、電気自動車の新モデルの導入にとどまらず、充電ネットワークの拡充にも注力し、電気自動車を検討しやすい環境づくりに取り組んでいる。特に都市部では、充電器を設置するスペースが限られ、集合住宅が多いことなどから、「充電拠点不足」「自宅で充電できない」といった課題が電気自動車の利便性の妨げとなっていて、また、充電の順番待ちや充電自体に要する時間を確保することは、大きな負担となるため、「充電にかかる時間が長い」ことも解決すべき重要な課題となっている。
Audi charging hubは2021年にドイツのニュルンベルクに開設。次にスイスのチューリッヒ、ベルリン、ザルツブルク、ミュンヘン、フランクフルト、そして東京での開設となった。発表会で、アウディのブランドディレクターを務めるマティアス シェーパース氏は「ニュルンベルクに開設した際に、日本にも開設したいと懇願したが、日本はBEVへの関心が低いとの理由で否定されたが、日本に電気自動車を普及させるために何度もドイツ本社に懇願した結果、日本に開設することが許された」と話していた。ただ、決まってからの本社の対応は非常にスピーディーだったと付け加えた。