産業まつりで自社の取り組み紹介のポップを展示する担当者＝２４日、那覇市の県立武道館

　第48回沖縄の産業まつりが25日から3日間、那覇市の奥武山公園と県立武道館で開かれる。「これイイね！　　笑顔はじける　県産品」をテーマに、426の企業・団体が出展する。県産品の展示即売や最新技術の紹介などを通し、沖縄の産業の魅力と可能性をアピールする。実行委員会は、過去最高だった昨年の来場者31万人を超えたいと意気込んでいる。（政経部・村井規儀、大川藍） 【画像】奥武山公園会場のご案内 　屋内の県立武道館では昨年の11ブースから19ブースに拡大。県衣類縫製品工業組合などによるかりゆしウエア展示では、昨年好評だったパーソナルカラー診断を引き続き取り入れる。 　会期中には優良県産品や発明くふう展の表彰式、講演会も予定している。各地の特産品と地域の魅力を発信する「第27回ありんくりん市」は第2会場の芝生広場横駐車場で実施。県内30商工会から94ブース、110事業所が出展する。 　開幕を翌日に控えた24日、会場では雨天の中、関係者が準備作業に追われた。首里城復元に使う瓦の金型を製作するものづくりネットワーク沖縄（うるま市）の伊佐和彦部長は「できるだけ当時の状態を再現できるよう、さまざまなデータを基に正確性を追求した」と力を込めた。会場には実際の金型や瓦を展示する。「雨の中、機材を運ぶのが大変だった」と笑顔で話し、技術紹介のパネルを設置した。 　ディナークルーズ運営や県産品のネット販売を手がけるウエストマリン（那覇市）は県産フルーツや沖縄そばなどの紹介パネルを展示。宇地原梨江氏は「県外だけでなく、県内にも当社の認知を上げていきたい」と話した。 　各日午前10時から。屋内展は午後7時、屋外展は午後8時まで。会場には一般駐車場はなく、那覇軍港西側特設駐車場を利用する。午前8時半～午後9時まで、15分～20分間隔でシャトルバスを運行する。