蜃気楼アートの経緯語る 富山県黒部市生地で作者2人トーク、「配信でも楽しめる作品を」
富山県黒部市生地海岸に設けられた「m」字型アートの作者2人らによるトークイベントが3日、同市の北洋の館であり、設置の経緯などを振り返った。 作品は「infinity~mirage(インフィニティ・ミラージュ)」。千葉県のアーティストユニット「山下麻衣+小林直人」の2人が2021年に設け、23年に再び設置された。蜃気楼(しんきろう)が発生すると魚津側から「∞」マークなど形が変化して見える。 イベントで2人は「B」や「K」など「m」以外にも水面で反射することで完成する文字の候補があったことなどを紹介。作品はライブ配信しており「コロナ下に家でも観賞を楽しめる作品にしたかった」と思いを語った。魚津埋没林博物館の佐藤真樹学芸員、黒部市美術館の尺戸智佳子学芸員も登壇した。