ぜひウチへ! 現在フリーの外国人監督(6)仕事に困らない!? 安定した勝ち点を約束する大型指揮官
監督交代はチームの状況を大きく変える大チャンスである。欧州主要リーグも2023/24シーズンのおよそ半分が経過、そして直近のインターナショナルマッチウィークの結果により監督人事に揺れている代表チームもある。今回は今すぐに招聘が可能な現在フリーの立場にある世界有数の監督を紹介する。
フレン・ロペテギ(スペイン) 生年月日:1966年8月28日 前職:ウォルバーハンプトン監督 185cmの長身を誇り、ベンチ前に立っているだけで存在感のあるフレン・ロペテギは、直近でフリーになった監督の1人だ。 ロペテギは昨年11月、最下位に沈んでいたウォルバーハンプトンの監督に就任し、最終的に13位でリーグ戦を終え残留を果たすなど、見事にチームを立て直した。ところが、財政難に陥ったクラブは今夏、主力の放出を余儀なくされる一方で思うような補強を進められず。これに不安を覚えたロペテギはプレミアリーグ開幕を目前に控えたタイミングで別れを告げている。 ウルブスにとっては痛手となったが、他クラブにすればロペテギがフリーになったのは魅力的だ。というのも、このスペイン人は監督としての成績がかなり安定している。年代別スペイン代表(U-19~21)、ポルト、スペイン代表時代における平均獲得勝ち点は2点を超えており、セビージャ時代も同1.85と良い数字だ(データは『transfermarkt』を参照))。ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)ではロシアワールドカップ本大会で指揮を執ることこそ叶わなかったが、予選では無敗の成績を収めていた。 平均獲得勝ち点が1.5を下回ったのはレアル・マドリード時代とウルブス時代の2回のみ。マドリー時代は擁護できないものの、先述の通りウルブスでは途中就任ながらチームを立て直しており、結果を残せなかったわけではない。この男が仕事に困ることはないだろう。
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