鈴木貴子氏5選 「自民党立て直しのため全力を」 北海道7区
自民の鈴木貴子氏が、立憲の篠田奈保子氏との一騎打ちを制して5選を決めた。 当選確実の一報が伝えられると、釧路市内の選挙事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。 支援者らを前に鈴木氏は「これまでの4期の取り組みを、皆様にご評価いただいた。自民党立て直しのために、全力を尽くしていく」と話した。 高い知名度を生かして選挙戦を有利に展開。基幹産業としての1次産業の支援、巨大地震対策の強化と道路などのインフラ整備、子育て支援の充実などを掲げて支持を集めた。 また、ライフワークとして取り組む北方領土問題をめぐっては、解決のためには対話の扉が必要だと訴えた。 2度目の挑戦となった篠田氏は、弁護士として日々、苦しい生活を送る人々の悩みを直接聞き、その支援をしてきた実績をアピールした。 大企業などを優遇する政策からの転換、雇用や福祉の充実、1次産業の強化と食料自給率の向上などを訴えたが、及ばなかった。(山本智之)
朝日新聞社