西田敏行さんの生前のラジオでの語りが追悼特番で届けられる

　ニッポン放送は１７日に７６歳で他界した俳優西田敏行さんの追悼特別番組「ありがとう、西田敏行さん～ラジオで伝えた故郷・福島～」を２５日午後９時から放送することを発表した。 　西田さんは同局で１９８６年の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」でメインパーソナリティーを務めたほか、同局の開局６０周年記念ラジオドラマ「想像ラジオ」などに出演、ゲストとしても「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」（平日午前１１時３０分）など多くの番組に出演してきた。 　同局は１８日に２０１７年２月に西田さんがゲスト出演した「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」の模様を放送し、「西田さんの声をもっと聴きたい」という大きな反響があり、特番放送を急きょ決定した。 　特番では東日本大震災発生後の１１年４月の「小倉智昭のラジオサーキット」で福島県郡山市出身の西田さんが故郷・福島のために動きだした様子を語っている模様と、２０年７月にコロナ禍の緊急事態宣言の中、開局６５周年記念特番「倉本聰・古木巡礼～森のささやきが聞こえますか」で倉本さんが書き下ろした福島県の立ち入り禁止区域にあった桜の古木に関するストーリーを西田さんが朗読した模様がオンエアされる。 　故郷・福島への思いが込められた生前の西田さんの声が今一度、届けられる。