四国全域で最大約36万戸が停電 「操作について認識の違いあった」四電送配電と関電送配電が連名で報告書
あいテレビ
11月9日、四国全域で発生した大規模な停電について、四国電力送配電は6日、原因と再発防止策をまとめた報告書を関西電力送配電と連名で経済産業省に提出しました。 【写真を見る】信号やコンビニも… 四国で大規模停電 (四国電力送配電・高畑浩二副社長) 「申し訳ありませんでした」 11月9日の夜に発生した大規模停電では、四国全域で最大約36万戸が停電しました。 四国電力送配電が提出した報告書によりますと、停電が発生した当日、四国から中国地方に向けて電気を送り出す送電線にトラブルがあり、送電を関西方面に振り替える措置が取られていました。 その後、中国方面の送電線の復旧作業を行う際、関西への送電に必要な2つの装置を停止するよう関西電力送配電に依頼しましたが、片方の装置のみ停止させたことから広範囲での停電を引き起こしたということです。 両社は「装置の操作について認識の違いがあった」と認めた上で、再発防止策として装置の操作を依頼する際にその目的と内容をより具体的に述べることや、運用者の教育改善などを申し合わせました。 また、今回の停電を受け四国電力送配電の横井郁夫社長と高畑浩二副社長は、今月分の役員報酬の一部を自主返納するということです。