盤面をじっくりと眺めて思う存分試行錯誤できる頭脳戦ローグライク『The Last Flame』が面白そう。ユニットを効果的に配置することが肝となるオートバトルストラテジー
カナダのスタジオHotloopにより、新作ローグライクゲーム『The Last Flame』がPC(Steam)で2024年にリリース予定となっている。現在Steamストアページではデモ版が配信されており、本作のゲームプレイを一部体験することが可能だ。 『The Last Flame』画像・動画ギャラリー 本作はカードバトルローグライク『Slay the Spire』からのインスパイアが公言されており、プレイヤーはゲームを開始するたびにランダムに生成されるステージを攻略していくこととなる。 道中で敵との戦闘を繰り広げたり、さまざまイベントによりアイテムを入手したりステータスを上下させたりしつつ、最後に待ち構えるボスを撃破することが大きな目的となる。 ローグライクならではの、ランダム性が伴うスリルと緊張感のあるプレイ感覚が魅力となっている。11月20日(月)現在日本語への対応は未定となっているものの、ゲームのルール自体はシンプルでわかりやすいものとなっており、テキストに頼らずとも直感的に理解して楽しむことができるだろう。 本作ではオートバトルストラテジーが採用されており、ボードゲームのようにマス目で区切られたステージが戦闘の舞台となる。プレイヤーは戦闘開始前に手持ちのキャラクターをマス目に配置していくこととなる。キャラクターごとに攻撃範囲や防御力などのパラメータが個別に設定されており、できるだけこちらに有利になるような編成を行うことが重要となる。うまくユニットを配置することができれば、敵の攻撃をかわしつつ一方的に攻撃を続けたりといった有利な立ち回りが可能になる。 手持ちのリソースやその場のシチュエーションに応じて戦術を組み立ていくパズル的な頭脳戦が楽しめる。じっくり戦術を考えることが好きなプレイヤーには魅力的な要素だ。 また、プレイアブルキャラクターとしてパーティに加えることのできる「ヒーロー」は総勢55種類以上が存在する。攻略中に手に入るアイテムは250種類以上、パーティ全体にさまざま影響を及ぼす「レリック」は120種類以上が登場し、それらを組み合わせることで膨大な数のビルドやコンビネーションを考えることができそうだ。選択肢はプレイヤーの数だけあるといえる。 プレイヤーは数種類の中から2体のキャラクターを選択してゲームを開始する。戦闘を勝ち抜くたびに新たなキャラクターをさらに1体をパーティに加えることができ、総勢で5名によるパーティを組むことになる。キャラ同士の相性や能力のシナジーなどを考慮しつつ、理想のパーティを組めるように何度もやり込んでみよう。 小さなかわいらしいドラゴンや東洋の剣士、スチームパンク風のロボットなど、多種多様な個性を持つヒーローの中からお気に入りを見つける楽しみもあるだろう。 また、ファンタジーの世界観のグラフィックやサウンドも硬派で雰囲気のあるものとなっており、バトル中の派手な演出やエフェクトも魅力だ。オートバトル中にプレイヤーが干渉できる要素は少ないものの、それらのビジュアルにより退屈することはなさそうだ。 『The Last Flame』で重厚な頭脳戦を繰り広げることを心待ちにしつつ、リリースを待とう。
電ファミニコゲーマー:波木銅
【関連記事】
- 『ファイナルファンタジーVIIエバークライシス』と不二家洋菓子店とのコラボが決定。ペコちゃんのように舌を出した可愛いFF7のキャラクターたちが描かれたマカロン、ミルキー缶などが販売
- 『FF14』などに使うスクエニのワンタイムパス用アプリ「ソフトウェアトークン」2024年以降にサービス終了へ。2023年11月21日をもって新規登録を終了
- 『スーパーマリオ』より、クリボーにいつでもヒップドロップできるクッションスツールが発売。敵キャラにスポットをあてたキュートな雑貨が販売中
- 『アトリエ』シリーズ最新作『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』の新キャラクターとシネマティックトレーラーが公開
- 名作ハードSF小説を原作とする超硬派宇宙アドベンチャー『The Invincible』発売開始。異境の惑星で待ち受ける科学と哲学の問いに対峙せよ