市民活動の課題解決へ採択14団体が理解深める 鴨川のまちづくり支援事業(千葉県)
鴨川市の市民活動を支援する「みんなで育て鯛!まちづくり支援事業」の講演会が同市役所で開かれた。14の市民活動団体などから22人が出席し、市民活動の課題である「仲間・担い手づくり」について理解を深めた。 講演会は、市が「ちば県民活動PR月間2023賛同行事」として開催した。 NPO法人ディープデモクラシー・センター副代表理事で、同市まちづくり支援アドバイザーの加納基成氏が、「市民活動のための仲間・担い手づくり」と題して講演。 同市の高齢化率は40%と超高齢社会となっていることを挙げ、「市民活動ができる人数に限りがあるが、担い手として若い世代の人を集めるために、チラシではなく、ホームページやSNSで発信する必要がある」などと述べた。 交流会では、同支援補助金の今年度の採択6団体と、過去に採択された8団体が取り組んでいる事業や課題を発表。加納氏が解決方法や運営などについて助言した。 参加者は「若い人を集めるために、会員でインターネットが分かる人に情報を発信してもらおうと思った」などと感想。交流会後も、講師に質問したり、情報交換したりして、参加者同士が交流を深めていた。