ジョージ・クルーニー ハリス氏敗北のスケープゴートにされ民主党と距離を置く
米俳優ジョージ・クルーニーがカマラ・ハリス副大統領の敗北のスケープゴートにされ、民主党から距離を置くようだ。英紙デーリー・メールが9日、報じた。 バイデン大統領の熱心な支持者として知られていたクルーニーが7月10日、米紙ニューヨーク・タイムズに「私はジョー・バイデンを愛している。しかし、私たちには新しい候補が必要だ」と撤退を要求する寄稿文を記した。結果、バイデン氏が同21日に撤退を表明。ハリス氏が民主党大統領候補となって共和党トランプ前大統領相手に選挙戦で惨敗した。 クルーニーはそれ以来、選挙中の影響力について民主党から批判され、ハリス氏の敗北はクルーニー氏のせいだと主張する人もいる。しかし、クルーニーがハリス氏支持を表明したのは同23日になってからだった。 情報筋はメール紙に「ジョージがハリス氏をすぐに支持しなかったのは、民主党が選択肢を検討するために一歩下がっておくべきだったと感じたからだ。ジョージは、カマラの敗北に対する反発は全く不当だと感じている。彼は民主党を支持し、多くの時間と資金を投入してきたが、今は距離を置くつもりだ。彼は非常に落胆している」と主張している。 さらに情報筋は「ジョージは論説を書いた時、『バイデンは大統領にふさわしくない、カマラを選べ』とは言わなかった。それなのに民主党はカマラに飛びつき、数日のうちに彼女は候補者になった。ジョージは、彼らは一歩下がって選択肢を検討すべきだったと考えています。だからこそ、彼はすぐに彼女を支持しなかったのです」と付け加えた。 米大統領選は9日、全州の勝敗が確定した。選挙人全538人のうちトランプ氏が312人を獲得し、ハリス氏は226人にとどまった。
東スポWEB