「新紙幣」発行で対応に苦慮する地域店の本音「助成金とか出てくれたら…」 数十万円かかる更新費用がネックで断念する店も… 20年ぶりの新札への対応
■「新紙幣に対応していない」券売機や自販機 一定数残る見通し 天然温泉かっぱのゆ 鈴木 亮 店長 「新紙幣が出回ってどれくらいかその量によって、券売機の切り替えを行いたいと思います。必要経費だとは思うけど、正直何か補助金があれば嬉しいなとは思う」 こうした新紙幣に対応していない券売機や自販機は、7月3日以降も一定数残る見通しです。業界団体「日本自動販売システム機械工業会」によりますと、7月末で更新作業が終わるのは、金融機関のATMは9割以上ですが、飲料の自販機は2割から3割程度などとなっています。 ■新紙幣の対応完了 目指すは2026年12月 みちのくコカ・コーラボトリング みちのくコカ・コーラボトリングは、県内で約7300台の自販機を保有していますが、新紙幣への対応が完了するのは2026年12月を目指しています。 みちのくコカ・コーラボトリング 広報・サステナビリティ推進課 高橋大介課長 「新紙幣に対応した自販機にはステッカーを貼って、新紙幣に対応をしていると表示できるように検討中です」 このため、いま力を入れているのはキャッシュレス対応です。 ■20年ぶりの新紙幣の発行 対応は道半ば… みちのくコカ・コーラボトリング 広報・サステナビリティ推進課 高橋大介課長 「キャッシュレスですと新札でも旧札でも関係なく購入できますので、試しながらご活用いただければと思います」 20年ぶりとなる新紙幣の発行。 事業者にとっては高額な更新費用が重しとなり、対応はまだ道半ばとなるなか流通が始まりそうです。
青森テレビ