演歌歌手・葵かを里、新曲『西陣おんな帯』歌唱奉納 「歌い舞う、私の原点に戻った歌」
”舞いながら歌う演歌歌手”葵かを里(年齢非公表)が6日、京都市の晴明神社で新曲「西陣おんな帯」のヒット祈願と歌唱奉納を行った。 この日発売の新曲はデビュー20周年記念曲の第2弾。愛する人と別れ、京都・西陣の町で生きていくことを決意した女性の心情を歌った。 デビュー20年で初めて歌唱奉納を経験した葵は「すごく緊張してドキドキでした! 20年分の感謝の気持ちを込め、心を込めて歌い、踊らせていただきました。自信を持って歌える最高の新曲です。大きなヒットになるように、心を込めて全国にお届けしていきます!」と意気込んだ。 新曲の歌詞に登場する晴明神社は、願いをかなえるパワースポットとして知られ、この日も大勢の参拝客でにぎわった。本殿での歌唱奉納で葵は「西陣織」の帯を締め、アカペラでの歌と華麗な日舞でみやびな歌の世界を表現した。 京都を舞台にした2011年の「桂川」から、歌と日本舞踊を融合させた独自のスタイルで歌い始めた。新曲は通算20作目、京都を舞台にした作品は7作目になった。「歌い舞う、私の原点に戻った歌です。日本の文化や伝統を歌で伝えるという私の使命も、あらためて再確認できました」 ヒット祈願後は、西陣織会館でミニライブも開き、ファンを喜ばせた。「20年を迎えられたのも皆さんの応援があってこそ。これから恩返しできる歌手人生にしたい」と力を込めた。来年5月には故郷・愛知県西尾市で20周年の集大成コンサートを開く。
中日スポーツ