【独自】安倍派・塩谷氏が再審査の請求を決断…週明け早々にも申請 認められなければ離党届提出へ
自民党の派閥に関わる裏金事件をめぐり、4月4日に離党勧告処分を受けた最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の座長を務めた塩谷立 衆議院議員(比例東海ブロック選出)が、処分内容を不服として週明け早々にも再審査を請求する方針を決めたことが関係者への取材でわかりました。 【関連記事】「事実誤認の中で処分が下されたのは甚だ心外」 離党勧告処分の安倍派・塩谷立 座長が再審査請求を検討
安倍派の座長を務めた塩谷立 氏をめぐっては、裏金事件について4日に行われた自民党の党紀委員会で「座長という派閥の運営に携わる極めて枢要な立場にありながら、適切な対応を取らず大きな政治不信を招いた責任は極めて重い」として、離党勧告処分が下されています。 一方で塩谷氏は5日に会見を開き、「座長には2023年8月に就任したため、当時はそういう(裏金を主導する)立場になかった」と主張した上で、会計処理に関しても「他の事務総長と役職の幹部もほとんどタッチしていない立場」と強調。「事実誤認の中で処分が下されたのは甚だ心外」と怒りを露わにし、再審査を請求するかどうか検討することを明らかにしていました。 こうした中、塩谷氏は6日午前、地元の浜松市で自身の後援会長と面会。関係者によると、塩谷氏は「処分内容は不当である」と不満を口にしていたということです。 また、6日午後には近しい支援者を集めた会合を極秘裏に開き、再審査を請求する方針を伝えました。週明け早々にも申請する見通しです。 ただ、再審査は総務会が「相当の理由がある」と判断した場合にのみ行われるため、仮に再審査が認められなかった場合や再審査が認められても処分内容が覆らなかった場合には除名を免れるため離党届を提出する考えです。
テレビ静岡