３０日配信の初シングル「違和感と窮屈」でメジャーデビューする２人組ロックバンド「鈴木実貴子ズ」

　名古屋市内を拠点に活動する２人組ロックバンド「鈴木実貴子ズ」が、３０日配信の初シングル「違和感と窮屈」で日本クラウンからメジャーデビューすることが１４日、分かった。 　ボーカル＆アコースティックギターの鈴木実貴子、ドラムの「ズ」によって２０１２年に結成。地道な活動を続け、２２年に「ＦＵＪＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ」「ＲＩＳＩＮＧ　ＳＵＮ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ」に初出演した。 　南こうせつ、イルカら日本のフォーク・ニューミュージック界を代表する名門レーベル・ＰＡＮＡＭからのデビュー。鈴木は「メジャーデビューと言われても、まだ全然ピンと来ていません。何も始まった感じがしていないし、これで売れている！とか、売れた！というわけではないし。変わらず、日々を生きて、くそーとか感じて、それが歌になってつないでいく。ステージで歌って、お客さんの顔を見て、安心したり不安になったりして、レコーディングして、ケンカして、形にしていく。その繰り返しをやっていきます」と自然体を強調。「変わる部分としては鈴木実貴子ズの曲を、たくさんの人に聴いてもらえるように頑張ってくれる人たちが増えたこと。心のある人たちと一緒にやっていけると肌で感じられているので、頼もしい！心強い！です。頼れるところは思いっきり頼ろうと思ってます」と話した。 　ズは「鈴木実貴子ズの『ズ』の方です。１２年前の結成時はメジャーデビューするなんて思っていなかったので、『解散しても、鈴木実貴子という名前が世の中に残るようにしたい』というふざけたバンド名の提案を面白がって承諾してしまいましたが、今は後悔しています」と告白。「決して明るくない音楽という自覚はありますが、メジャーデビューに際してたくさんの人が関わってくれているおかげで、少しだけ自信も持てています。鈴木実貴子も、ズも、周りも全部巻きこんでやっていきます。巻きこまれてくれる人、募集中。あなたも『ズ』になってみませんか？」と呼びかけた。