77年添い遂げたジミー・カーター元大統領と妻ロザリンの感動ラブストーリー
インタビューの後半、彼はこうも言っています。「私たちは信仰を共有しており、結婚生活で2、3度深刻な危機を経験しました。信仰は結婚生活を支え、困難を克服する助けになったと思います。子どもたちも、ロザリンと私を結びつける要因となっています」
大統領の在職期間中、ロザリンはファーストレディとして積極的な役割を果たしました。ジミーは「彼女と話し合わずに決断することはほとんどありません。後で私が何をしたか話すこともありますが、彼女に選択肢を伝え、アドバイスを求めることが非常に多いのです」と語りました。 ふたりは毎週木曜日、ホワイトハウスの大統領執務室オーバル・オフィスで一緒にランチをとり、政治や他の問題について話し合っていたそう。「人々は彼女を過小評価していたのです」と『ワシントン・ポスト』紙に語ったのは、カーター政権で広報担当大統領補佐官を務めたジェラルド・ラフション。「彼女は本当にジミー・カーターにとっての目であり耳でした。そして彼女こそ、私たちがジミーに方向転換してもらわなくてはいけないときに頼りにしていた人でした」
ジミーが二期目の大統領選で敗れホワイトハウスを去ったとき、ふたりは非営利・非政府組織であるカーター・センターを設立し、社会奉仕に力を尽くします。「長年の間に、私たちは友達や愛し合う者であるだけでなく、パートナーになりました」とロザリンが語ったのは、ジミーの90歳の誕生日祝いでのこと。「彼はいつも私なら何でもできると思ってくれたので、私/私たちは素晴らしい冒険や挑戦をしてきました」
ロザリンは、77年以上という人生の大半をジミーと過ごし、2023年11月19日に96歳で亡くなりました。「私が人生でなした最良のことは、ローザと結婚したことです。あれが私の人生の絶頂期でした」とジミーが語ったのは、2015年。「私に起こった、一番素晴らしいできごとでした」
Translation: mayuko akimoto From: TOWN&COUNTRY