【共働きでも私学】ポイント3つ!私立小学校・中学校でも充実したサポートで仕事と教育の両立が可能に
【ポイント2】給食の有無
私立小学校や中学校の中にはお弁当持参の学校もあります。朝早い時間からのお弁当作りは就学と同時に今よりも早く起床することや、暑い時期は食中毒予防にも気をつけなければならず、共働き世帯にとっては大きな負担です。 お弁当だと成長期の栄養の偏りも気になりますし、「栄養バランスを考えた具材で弁当のおかずにして食べやすいもの」「お弁当の彩り」など色々なことに頭を悩ませてしまいます。また、小中の一貫校の中には、小学校6年間のみ給食の学校もあります。 私立受験を考えている共働き世帯としては、公立小中校と同じように栄養バランスを考えて作られている給食を提供する学校に通わせたいのが本音といえるでしょう。しかし、気になる学校が給食を提供しているとは限りません。 親にとっては長期間に及ぶ毎日の日課となるため、以下のポイントをよく考えてください。 ●【給食編】共働きで私立小学校・中学校を選ぶ際のポイント ・お弁当作りを毎朝何年間も続けられるか ・小学校だけ給食の学校でも良いか ・学校側でお弁当を準備してくれるサービスはあるか ・小学校は給食で中学校は食堂完備の学校かどうか ・小学校と中学校でも給食が提供されているか 通いたい学校が、お弁当か、給食を提供しているのか、しっかり吟味するようにしてください。 お弁当作りは思いのほか大変で、最初は大丈夫だと思っていても、残業の翌日に早起きして作ることもあり、負担は決して小さくありません。 お弁当作りの分担を夫婦で話し合うことはもちろんのこと、休日に作り置きをして冷凍保存することや冷凍食品を活用し、共働き世帯の忙しい朝の時間をやり繰りできるお弁当作りを徹底する意識を持ちましょう。
【ポイント3】放課後の学童保育や習い事サービスの有無
遠方の私立の小学校に通う場合、平日の放課後の居場所づくりは大きな課題の一つです。最近では共働き世帯のニーズに合った学童保育を充実させている学校も増えています。 2019年に開校した東京農業大学稲花小学校は保護者の就労状況に関わらず利用できる学童保育「農大稲花アフタースクール」の存在が大きく、すでに受験倍率が非常に高い人気校となっています。 特定非営利活動法人「放課後NPOアフタースクール」による委託運営で、在校生を対象にした学童保育は入会金3万円、週1日から週5日と利用状況により月額利用料が変わる分かりやすい料金設定になっています。別途費用が発生しますが、習い事に相当する定期プログラムは空手、そろばん、サッカー、STEM、HIP HOPダンス、ピアノが学校にいながら習えます。 共働き世帯の場合、平日の放課後の習い事の送迎は難しいです。放課後を有意義に過ごすことや、習い事を考えている場合は受験校選びの際に以下のようなポイントで学校選びをしてみましょう。 ●【放課後編】共働きで私立小学校・中学校を選ぶ際のポイント ・学年問わず学童保育のサービスがある ・学童保育や各プログラムの料金設定が明確 ・子どもを迎えに行く時間は何時までか ・延長保育の制度の有無と延長料金がどの程度か ・夏休みなどは実施しているのかどうか 仕事の関係で定時に帰宅することや子どもを迎えに行くことが厳しい共働き世帯は放課後のサービスが充実した私立学校を選ぶのが無難です。