朝に咲いた花が夕方に散る「沙羅双樹」ナツツバキが見頃 香川・さぬき市
KSB瀬戸内海放送
平家物語の「沙羅双樹」で知られるナツツバキの花が2024年もさぬき市で咲き始めました。 【写真】近くの川から飛んできたゲンジボタル
四国霊場第88番札所の大窪寺に向かう途中、さぬき市の温泉旅館、竹屋敷の庭園にナツツバキが植えられています。 1994年に開業する前、約40株を植えたそうで毎年この時期に咲き始め、楽しみに訪れる人が多いそうです。 (記者リポート) 「ナツツバキはサクラのように一気に開花しません。こうしたつぼみがポツポツと順番に開いていきます」 朝に咲いた花が夕方には散ってしまうナツツバキ。どんなに栄えても必ず終わりが来る「平家物語」の冒頭に「沙羅双樹」として登場します。 撮影中に近くの川からゲンジボタルが飛んできました。 (野田屋 竹屋敷/西尾一三 社長) 「何かこの土地に合った優しい花を植えたいというのが始まりで、柔らかな花びらと中が真っ黄色で皆心にどーんとくるのと違うかなと思う」 竹屋敷の庭園ではアジサイやナツハギも見頃を迎えています。ナツツバキの花は7月上旬まで楽しめ、宿泊以外の方は午前10時半から午後4時ごろまで見ることができます。
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