客室の壁をキャンバスに、書道家が生み出す新たなアートです。佐賀県の嬉野温泉街にある旅館「和楽園」でアーティストルームの制作が始まりました。 【写真】嬉野温泉街「和楽園」にアーティストルーム

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客室の壁面に大きな筆で書を書くのは、インスタグラムのフォロワー約３．６万人。国内外で活動する書道家 万美さんです。 １９７４年に創業し、今年で５０周年を迎えた佐賀県嬉野市の「茶心の宿 和楽園」。創業５０周年を記念し客室そのものをアートにするアーティストルームの制作を始めました。 書道家 万美さんが書くテーマは、和楽園での滞在で感じたもの。近くに竜宮城の乙姫を祀る「豊玉姫神社」があることや、５０周年の今年の干支「辰」などにちなみ、「龍宮」の文字を書きました。 茶心の宿 和楽園三代目・下田啓登さん（３２）： 「壁に直接『書』が描かれている部屋はなかなかないと思います。アートを存分に体感していただいて（宿泊者）自身の中で揺れ動くものだったり感情が生まれる部屋になればうれしい」 アーティストルームは７月末の完成。８月からの宿泊客受け入れを予定しています。