【卓球】パリ五輪、3人目は張本美和と篠塚大登に内定、伊藤美誠は選出されず。卓球協会が発表
東京五輪で3個のメダルを獲得し、日本の卓球を牽引してきた世界10位の伊藤美誠、五輪出場ならず
日本卓球協会は本日午後の会見で、パリオリンピックの男女3人目の代表候補予定選手として、男子は篠塚大登(愛知工業大学)、女子は張本美和(木下グループ)を選出したことを発表した。 男子の篠塚は、世界ランキング33位で日本人3番手の松島輝空(木下グループ)との争いと言われていた。松島はこの半年間で世界ランキングが急上昇。オフチャロフ(ドイツ)、アルナ(ナイジェリア)、李尚洙(韓国)、フレイタス(ポルトガル)、そして日本の張本智和、戸上隼輔に勝つなど、格上を倒して勢いがあったが、篠塚はパリオリンピック選考ポイントではランキング3位、国内実績も安定していることが評価された。 ただし、大会前に発表されるであろうオリンピックチームランキング(参加選手のポイントの合算によって決まるのかは未定)においては、篠塚は現在の世界ランキング78位のままでは不利になるので、6月までにWTTなどの試合に出てランキングを上げる必要があるだろう。 一方、張本美和はこの半年間の急成長が素晴らしく、WTTでの活躍、11月のパリ五輪代表選考会での優勝や、1月の全日本選手権でも危なげなく決勝に進むなど、早田ひな(日本生命)に続く強さを見せていた。 パリオリンピックのシングルス枠2人目を巡る争いで平野美宇(木下グループ)に敗れた伊藤美誠(スターツ)との争いとなったが、最近の勢いに加え、ここから本番までの成長を期待しての選出とも言えるだろう。伊藤の世界ランキングは10位、張本は16位、パリオリンピック選考ポイントで伊藤は3位、張本は4位だった。 ●パリオリンピック代表候補予定選手 <男子> 張本智和(智和企画)*シングルス出場 戸上隼輔(明治大学)*シングルス出場 篠塚大登(愛知工業大学)団体戦 <女子> 早田ひな(日本生命)*シングルス出場 平野美宇(木下グループ)*シングルス出場 張本美和(木下グループ)団体戦