「銀のさら」擁するライドオンが"食のユニクロ"になる道筋
「銀のさら」で知られる宅配専業のライドオン。巣ごもり需要一服で今後描く戦略は(左写真:今井康一、右写真:ライドオンエクスプレスHD提供)
「銀のさら」を展開する宅配すし専業最大手のライドオンエクスプレスホールディングス(6082)が新たな戦略に舵を切っている。 同社は現在、「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、低価格宅配すし「すし上等!」の3ブランドを主力に、直営・FC店舗を全国に展開。店舗数は銀のさら373店、釜寅220店、すし上等!147店で、その他ブランドも含めると合計760店だが、重複分を除いた拠点数は378カ所(直営107、FC271)になる(2022年3月末)。 客単価は銀のさらが5000円強と、宅配や持ち帰り市場の中ではやや高価格帯、すし上等!が3000円強と平均的になる。宅配専業として自社配送網を有するところに特徴と強味がある。
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石川 正樹