<山下美月>俳優としての躍進ぶりを5年前に予見? 初主演ドラマPが感じた「気概」 きょう乃木坂46卒業
◇決して表には出てこないギラギラとした“役者魂”感じ
五箇さんによると、マイ役に山下さんをキャスティングするにあたり、決め手になったものの一つが彼女の「芯の強さ」で、「俳優としての気概」も起用理由に挙げている。
当初、そこまで山下さんのことを詳しくはなかったという五箇さんだが、山下さんの姿から「ある意味すごく現代っ子ぽいんですけど、決して表には出てこないギラギラとした、役者魂のようなものを感じました」といい、さらにこんなことも語っていた。
「平たく言ってしまうと、この業界で何とか上に、俳優としても高い位置にいきたいっていう闘志がすごく見えたというか。この役って思いっ切りやってもらわないと、現場で迷われたらすごく困るんですが、だからこそ山下さんなら、すごく割り切ってやってもらえると思ったんです」とも──。
あれから5年、最近は人気アイドルグループの一員であること以上に、俳優としてその存在がクローズアップされることも多く、特に2022年10月から2023年3月にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」出演以降の活躍は顕著。3月に最終回を迎えた2024年1月期の「Eye Love You」(TBS系)まで、連続ドラマへの起用が相次いだが、現在の躍進ぶりは、すでに「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」の時点で予見されていたのかもしれない。
今年2月にグループから卒業することを発表した際、「卒業後は少しお休みをいただいて自分のやりたいことは何か? もう一度立ち止まって考える時間が必要だと思っております」とブログにつづっていたが、すでに11月22日公開予定の映画「六人の嘘つきな大学生」(佐藤祐市監督)に出演することが決まっている山下さん。
今後は俳優として、さらなる飛躍を遂げるのではないだろうか。