羽生善治会長「ご恩をいいかたちで、みなさまに返していきたい」関西将棋会館開館記念式典
日本将棋連盟の羽生善治会長(54)が17日、大阪府高槻市に完成した関西将棋会館開館記念式典に出席した。 新関西将棋会館は5階建て。1階に道場や売店、2階に多目的ホール、3階に事務所や会議室、棋士室、4階に対局室、5階には特別対局室が入る。同市の玄関口であるJR高槻駅の西口前に12月3日にオープンする。 羽生会長は「建設にあたり、多くのみなさまのご支持、ご支援をいただいた」と感謝し、「将棋を愛し、次代につなげていこうという多くのみなさまの心遣いによって、なんとか成し遂げることができた。このご恩をいいかたちで、みなさまに返していきたい」と話した。 式典前に羽生会長は特別室で谷川浩司17世名人と「こけら落とし対局」を行った。 開館記念式典は、江戸時代に江戸城で行われた年中行事「御城(おしろ)将棋」の実施日にちなんだ「将棋の日」の11月17日に行われた。