急な出場の近江、8強かけた聖光学院戦 25日のセンバツ見どころ
第94回選抜高校野球大会は、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で紫紺の優勝旗をかけた熱戦が繰り広げられている。第7日の25日は2回戦3試合。ベスト8をかけた試合の見どころを紹介する。(時間は試合開始予定) 【過去には小芝風花さんも】歴代センバツ応援イメージキャラ ◇近江(滋賀)vs聖光学院(福島)=9時 初戦からの上積みがありそうな近江が優位か。1回戦は急きょの出場が響いたのか、打線が本来の力を発揮できなかった。1試合戦って落ち着いたはず。4強入りした昨夏も先発だった1番・横田が復調すれば、得点力は上がる。20日に165球投げた右腕・山田はテンポ良く投げて球数を減らしたい。聖光学院は相手のミスに乗じて得点するのがうまい。4番・山浅が2安打2打点と好調なのは好材料。粘り強い打撃で球数を投げさせて後半勝負に持ち込みたい。93球で3失点完投した右腕・佐山が打たせて取り、最少失点でしのげるかが鍵を握る。 ◇木更津総合(千葉)vs金光大阪=11時半 本格派右腕同士による投手戦が予想される。木更津総合は越井が1回戦で13回1失点完投。130キロ台後半の直球をテンポ良く投げ込み、連打を許さない。バックも遊撃手の空ら好守が光る。課題は打線。初戦は好機でなかなかあと一本が出なかっただけに2安打と振れている4番・水野の前に走者をためたい。金光大阪は初戦で完封した古川が好調だ。自己最速の144キロをマークした直球と縦に落ちるスライダーに切れがある。打線は得点力が高くないため、1回戦と同じように相手投手の立ち上がりを攻め、先制点を取るのが理想だ。 ◇高知vs国学院久我山(東京)=14時 高知が多彩な攻撃で打ち崩すか、国学院久我山が大胆な守備シフトで守り抜くか。高知は1回戦で初球エンドランから好投手攻略の糸口を切り開いた。6安打ながら4得点と効率が良い。投手陣は主戦の山下のほか、公式戦で初登板した中嶋、日野が戦力として計算できるメドが立ち、タイプの異なる投手による継投ができる。国学院久我山は相手打者や配球に応じて内外野の守備位置を大きく変えるのが特徴。初戦で2失点完投した右腕・成田が130キロ台前半の直球とスライダーで打たせてリズムを作り、イチローさん仕込みの機動力でかき回したい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。