「信飛トレイル」世界から人が集う場所に 松本―高山の100㌔結ぶトレイル、愛称決まる
松本市や北アルプス山小屋友交会、信濃毎日新聞社などでつくる「岳都・松本『山岳フォーラム』実行委員会」は4日、県内のトレイル(歩く旅の道)を盛り上げる催しを松本市中央2の信毎メディアガーデンで開いた。来夏の開通を目指す松本市と岐阜県高山市を結ぶトレイルの開設準備委員会が、ルートの愛称とシンボルマークを発表した。 【動画】雲上の世界で月食と日の出、楽しめた幸運 北アルプスからの眺め
愛称は「信飛(しんぴ)トレイル」。信州と飛騨を結ぶ意味がある。シンボルマークは波打つ2本の線を重ねた図柄で、「川に沿い、山を越えて糸をたどるようにルートを歩く」イメージを表現。ともに8~9月に公募し、愛称は133案、マークは15案が寄せられ、準備委員会などでつくる選定委員会が選んだ。
中部山岳国立公園南部地域を横断する全長100キロ超の道で、松本側は松本市のアルプス公園を起点に既存の道路や北ア・徳本峠(とくごうとうげ)、焼岳などを経て高山を目指す。準備委員会の藤江佑馬・代表理事は「世界から人が集う場所にしたい」とあいさつした。
長野・新潟県境の信越トレイルなどの運営団体がルートを紹介。長野市の登山系ユーチューバー「やぎちゃん」や松本市出身の紀行作家シェルパ斉藤(本名・斉藤政喜)さんらがトレイルの魅力を語った。