オリックス、3カード連続負け越しで4位転落 八回に中嶋監督がマウンドへ足を運ぶも、宇田川が4失点で痛恨逆転負け
「オリックス3-6日本ハム」(5日、京セラドーム大阪) オリックスが痛恨の逆転負けで、3カード連続の負け越し。ロッテと代わって4位に転落した。 先発のカスティーヨは、6回1/3を8安打2失点と粘投した。立ち上がりは球数を要する投球が続き、二回は2死から上川畑、郡司に適時打を許し、相手に先制点を献上してしまった。 ただ、三回以降は立ち直りを見せる。四回から六回にかけては無安打投球を披露し、尻上がりに調子を上げていった。 1点リードの八回は宇田川を投入。1死二、三塁の場面で中嶋監督がマウンドを自ら歩みを進めるシーンも。今年初めて見られる光景だった。その後、代打・石井の打球が二塁の真正面に飛び、この回から守備固めに入っていた宜保が本塁送球したが、これが悪送球となり、同点となった。その後も松本剛に勝ち越しのスクイズを決められ、水野に2点適時三塁打を浴びて、この回一挙に4点を失った。 打線は、伊藤が乱れ始めた反撃のチャンスを逃さなかった。先制点を奪われた直後の二回の攻撃。先頭の宗が右前打で出塁すると、西川、頓宮が連続四球で出塁し、無死満塁の絶好機で来田が打席に入った。 カウント2ストライクから伊藤が投じたスプリットに食らいつく。見逃せばボール球だったが、執念で中前へ弾きかえし、塁上の2者が生還して同点となった。来田の適時打は21年9月10日・西武戦以来、968日ぶり。 その後、2死一、二塁から紅林が伊藤のツーシームに詰まらされながらも、中前へポトリと落とす勝ち越し打をマーク。試合前時点で、得点圏打率・316とチャンスに強い背番号24がいい流れに乗った。しかし、リリーフ陣が踏ん張りきれなかった。