黒部・トロッコ電車運行再開 始発から通常ダイヤに
●観光客にぎわい 大雨による土砂崩れで22日に運転を取りやめていた黒部峡谷鉄道(黒部市)のトロッコ電車は23日、運行を再開した。3連休最終日とあって団体ツアー客など多くの観光客が峡谷美を楽しんだ。 22日に土砂の撤去を終え、23日朝の安全点検でも異常はなかったため、始発から宇奈月―猫又駅間11・8キロを折り返すルートを通常ダイヤで運行した。 県内外の個人・団体客や外国人客らでにぎわった。黒部峡谷鉄道によると、23日の乗降客数は2792人で、前週の3連休最終日16日の95%とほぼ同じ水準だった。 同僚と訪れた会社員、成田真由美さん(60)=千葉県浦安市=は「土砂崩れのニュースを聞いて動いているか心配だったけれど、トロッコは次々と風景が変わり、アトラクションのようで素晴らしかった」と語った。