夏に欠かせない冷房器具、「エアコン」と「クーラー」の違いってなに?
日常の気になる疑問を解決!「エアコン」と「クーラー」の違いって何?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。 【グラフ】電気代が大幅値上げ…夏と冬、電気代が高いのはどっち?
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.「エアコン」と「クーラー」の違いって何? A.クーラーは冷房機能や冷房専用機のこと。エアコンは冷房と暖房の両方ができる装置。(ダイキン工業株式会社 広報 森重雄己さん) 夏に欠かせないエアコン。熱中症を予防するためにも上手に活用したいが、ふと疑問が。エアコンのことをクーラーと呼ぶ人もいるけど、違いはあるのか。教えてくれたのは、ダイキン工業株式会社広報の森重雄己さんだ。 「クーラーとエアコンは異なる装置です。クーラーは冷房機能のみを備えた装置で、エアコンは空気の温度や湿度を調整する機能を持った装置。つまり、冷房と暖房の両方ができるのがエアコンなのです」(森重さん、以下同) 呼び方の違いには、年代差もあるそう。ある調査では、60歳以上の人は「クーラー派」が多いという結果が。 「エアコンが一般家庭に普及したのは、1970年代ごろ。それ以前の'50年代ごろは、冷房機能のみのクーラーしかなかったんです。 技術が進歩し、両方の機能を兼ね備えるエアコンが誕生しましたが、クーラーが一般的だった時の名残がある人もいて世代差につながっているかもしれません」 ちなみに、現在でも家庭用クーラーを販売している会社はあるが、やはりエアコンが主流だという。そんなエアコンの電気代を抑える方法は? 「暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下部にいきやすい性質があります。エアコンの周りの上部の空気が熱いと、エアコンが『室内がまだ涼しくなっていない』と判断し、足元が涼しくなっていても必要以上に運転してしまうことがあります。 なので、風向き設定を水平にするなどして室内の温度のムラを抑えるように工夫すると、節電につながりますよ」