映画「ルート29」の特報映像とティザービジュアルが公開された

綾瀬はるかが主演を務める、森井勇佑監督最新作映画「ルート29」が、11月より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国の劇場で公開される。このたび、本作の30秒特報映像とティザービジュアルが公開された。 【動画】夜の街を走る綾瀬はるか“トンボ” ■心をたくさんの感情で満たしていく、女の2人旅 同作は、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公・トンボが、風変わりな女の子・ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会いを描く。次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていくロードムービーだ。 デビュー作となった映画「こちらあみ子」(2022年)で、第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞した森井監督が、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」(書肆子午線刊)からインスピレーションを受け、舞台となった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月間旅し、脚本を完成させた。 主人公・トンボを綾瀬、ハルを大沢一菜が務める。大沢は森井監督作品に2作品続けての出演となる。 ■30秒特報映像＆ティザービジュアルが公開 解禁された30秒特報映像は、綾瀬演じるトンボが、大沢演じるハルに「あなたを探しとった」と告げる顔のアップのシーンから始まる。 そこからどこかに向かってひとり、美しいフォルムで走っていくトンボ。「お前は今日からトンボな」というハルのセリフで、トンボはあだ名ということがわかる。「私な、ずっとひとりだった。ひとりで平気だった。でもな」というトンボのせりふに、ハルが呼びかける様々なトーンの「トンボ」のかけ声をクロスオーバーさせ、トンボのからっぽだった心が次第に満ちていくようなエモーショナルな感覚を表現している。 顔じゅうにテープを貼る小さないたずら、森の中の川べりでこちらに向かって手を振るハル、鳥取砂丘から海を眺める2人の小さな背中など、2人が過ごした短くも濃密な夏の日々が、メロディアスな音楽に乗せてつづられる。 また、同時公開されたティザービジュアルでも、「あなたを探していた」というキャッチコピーと共に風のように走り抜けるトンボの姿がクローズアップされている。