こっちのけんと 兄・菅田将暉と過ごした“紅白”出演前夜の出来事を明かす「一緒に弾き語りをして、そのまま紅白に向かいました」
アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT”を探ります。初回となる10月4日(金)の放送では、自身の人生の転機などについて語りました。
こっちのけんとによる初のレギュラーラジオ番組がスタート! こっちのけんとは楽曲制作や映像制作、デザインなどで活動するマルチクリエイター。2022年8月に初の配信シングル「Tiny」をリリース。同年12月に発表した楽曲「死ぬな!」がTikTokを中心に話題を集めています。 2024年5月リリースの楽曲「はいよろこんで」は、各バイラルチャートを席巻するヒット曲となり、YouTubeで公開されたMVは、8月3日に5,000万再生を突破。YouTubeチャートTOP100で1位にランクインしました。9月30日には、動画の視聴回数が1億回を突破しました。
◆自分に自信を持つことができた瞬間
この番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」は、こっちのけんとがゲストの人生を変えた瞬間(モーメント)、影響を受けた瞬間を切り取っていくトーク番組です。今回の放送は、初回ということもあり、自身のモーメントについて語りました。 番組前半に紹介した1つ目のモーメントは「2009年、実の兄が“菅田将暉”になった」です。 続いて紹介した2つ目のモーメントは「2017年と2018年にアカペラ大会で優勝」。 経営者の両親に、兄は俳優の菅田将暉さん、弟に俳優の菅生新樹さんを持つ、こっちのけんと。大学時代は、家族が多方面で活躍するなかで「自身の強みとは何か」と思い悩んでいました。 当時所属していたアカペラグループ「ケミカルテット」では4年間、ディズニーソングのアカペラカバーで鍛え上げ、出場したアマチュアアカペラ全国大会「A cappella Spirits(アカペラスプリッツ)」で2年連続優勝(2017年、2018年)します。 「当時、21歳になってアカペラの全国大会で優勝し、やっと家族の仲間入りになれるチケットを手にした感覚だったんですよね」と回顧。アカペラ大会で優勝した瞬間、「それまで、“菅田将暉の弟”という看板しかなかったので、やっと自分の看板の背負えた、自分の人生の意味ができた」と実感したそうです。 ちなみに、アカペラメドレーの軸となっていた歌は、東京ディズニーシーのアトラクション「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」で流れている楽曲「コンパス・オブ・ユア・ハート」。 こっちのけんとは「人生は冒険で、自分の心の指針に従って自由に冒険していこうよということをメインにした曲です」と説明。「この曲も、自分がメインボーカルをとらせていただいていたので、この曲に助けられながら大会で歌っていましたね」と懐かしそうに語ります。 その後、2019年に放送された「第70回NHK紅白歌合戦」の「天気の子 紅白スペシャル」内のRADWIMPS「グランドエスケープ」にて、RADWIMPSのバックコーラス隊として参加。アカペラ大会で優勝したことをきっかけに、歌を仕事にしたい気持ちが強まったそうです。 一方で、そのときの紅白では、兄の菅田将暉さんが自身の楽曲「まちがいさがし」で紅白初出場という出来事が重なりました。 こっちのけんとは当時を振り返り「自分ってわかりやすく弟だなって思いました(笑)。そして、“自分は芸能に向いていないのかもしれない”と思うようになった感じでした」と率直な思いを語ります。 紅白の前日、菅田さんの自宅を訪問したこっちのけんと。少し気まずい空気のなか、お互いの健闘を祈ったと言い、「水をコップに入れて乾杯して、一緒に弾き語りをするといった、いい夜を過ごしました。そのまま紅白に向かったのをすごく覚えていますね」と明かしました。 番組では他にも、新番組への意気込みを語る場面もありました。 (TOKYO FM「G-SHOCK presents THE MOMENT」2024年10月4日(金)放送より)