インド中銀、ドル売り介入のもよう ルピー安抑制へ=市場筋
[ムンバイ 20日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)はルピーの下落を抑制するため、ドル売りを実施しているもよう。堅調な米指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的な姿勢を取るとの見方が強まる中、ルピーが20日に過去最安値を付けたことが背景。 ルピーは現地時間午前9時25分時点で、1ドル=85.0825ルピー。取引序盤には85.0975まで下落していた。 市場筋によると、中銀の代理で国営銀行がドルを売っている。 ある民間銀行のトレーダーによると、中銀はボラティリティーを抑制するため、日中の緩やかな下落を許容しており、ルピーの小幅な下落は続く見通しという。 ドル指数は108.4と、2年余りぶりの高水準近辺で推移している。