デビュー作『罪と罰』から前作『希望のかなた』まで アキ・カウリスマキの特集上映開催
最新作『枯れ葉』が12月15日に全国公開されることを記念して、アキ・カウリスマキ監督の特集上映「愛すべきアキ・カウリスマキ」が12月9日から2024年1月12日までユーロスペースにて開催されることが決定した。 【写真】 最新作『枯れ葉』の新場面写真(複数あり) 今回の特集上映では、カウリスマキのデビュー作『罪と罰』から前作『希望のかなた』までを上映。『罪と罰』『カラマリ・ユニオン』『パラダイスの夕暮れ』『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』『真夜中の虹』『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』『マッチ工場の少女』『コントラクト・キラー』『ラ・ヴィ・ド・ボエーム』『愛しのタチアナ』『トータル・バラライカ・ショー』『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』『浮き雲』『白い花びら』『過去のない男』『街のあかり』『希望のかなた』の長編17作品がラインナップされている。12月9日、10日には、35mmプリントでの特別上映も予定されている。 なお、今回の特集上映にはラインナップされていない『ル・アーヴルの靴みがき』は、12月2日からユーロスペースにて開催される日芸映画祭「移民とわたしたち」内で上映が行われる。 さらに、長らく廃盤だったカウリスマキ監督作品のBlu-ray BOX『キートス!! カウリスマキ』の再発売も決定しており、プライスダウンで12月6日に発売される。また、ミニシアター系のサブスク「ザ・シネマメンバーズ」では12月より配信開始、 CS放送洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」では2024年1月に6作品の放送も決定している。なお、Prime Videoチャンネル「シネフィルWOWOW プラス」、Prime Videoでは、過去作品が配信中だ。 また、最新作『枯れ葉』の新場面写真も公開。犬を撫でるアンサ(アルマ・ポウスティ)や、映画デートをするアンサとホラッパ(ユッシ・ヴァタネン)の姿などが切り取られている。 前作『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をしたカウリスマキの復帰作となる『枯れ葉』は、孤独さを抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとするラブストーリー。『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』の“労働者3部作”に連なる“4作目”として発表された。
リアルサウンド編集部