「パソコンからウイルスが見つかった」 嘘の情報で電子マネーを購入させられ12万円だまし取られる
サポーターを名乗る男に騙され、50代の女性が合計12万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。 特殊詐欺の被害に遭ったのは鳥取県鳥取市に住む女性(50代)です。 鳥取県警によりますと今年4月22日、女性がパソコンを使用し、インターネットショッピングを行おうとすると、パソコンから警告音が流れ、サポーターの電話番号が画面上に表示されました。 女性が確認のため電話をかけると、外国人風の名前を語るカタコトの男が、画面上に表示されたポップアップ画面に文字を入力するよう指示をしてきました。 男の指示の通り、文字を入力したところ、パソコンが勝手に動き始め、男から「このパソコンにウイルスが見つかった。修理代に3万円かかる。支払いはクレジットカードか電子マネーで出来る。」と言われました。 被害者の女性は、クレジットカードの番号を伝えるのに抵抗感を感じたため、電子マネーで支払うことにし、自宅近くのコンビニエンスストアで3万円分の電子マネーカードを購入し、自宅に帰り、男に番号を伝えました。 その後、男から「番号が誤っていたため、もう一度3万円分購入してください。」「ロックがかかったので、修理代と解除費用で6万円かかる。」などと言われ、同じコンビニエンスストアでさらに9万円分の電子マネーカードを購入し、男に番号を伝えました。 しかし、男から「指示したことと違う。修理代の3万円、先ほどの6万円、解除費3万円を合わせて合計12万円分を購入してください」などと言われ、被害者の女性がさらに12万円分の電子マネーカードを先ほどとは別のコンビニエンスストアで購入しようとすると、店員から「詐欺じゃないですか」と声かけをされ、合計12万円の詐欺被害に合ったことが分かりました。 警察は、 ・パソコン画面に「ウイルス感染」などと表示されても慌てないこと。 ・「050」や「010」などの電話番号には絶対に電話しないこと。 ・「コンビニで電子マネー型プリペイドカードを購入して番号を教えて」と言われたら詐欺であること。 ・「店員に購入理由を聞かれたら『自分用』と答えて」など指示されたら詐欺であること。 など、注意を呼び掛けています。
山陰放送