三戸舜介はパリ五輪メンバーに生き残れるか 左・右ウイング、インサイド...たった18人の構成枠にはうってつけ
【オランダ移籍は五輪のためではないが...】 大岩剛監督は「まだ(発表まで)1カ月近くある」とし、アメリカから戻った所属先で選手たちの奮起を促す。だが、Jリーグ組には試合がある一方、海外組はこれからオフに入るため、7月3日のメンバー発表までアピールの機会はない。 「やっぱりこのチームで自分......、1年ちょい関わらせてもらっているので、ここまできたなら、最後はやっぱりオリンピックに出たいなと思います」 三戸はそういって、この活動を締めくくった。 今年1月に新潟からオランダに移籍したのは、決して五輪のためだけではない。「もっと先の将来のため」と、大きな目標からの逆算だったと話す。 とはいっても、五輪は目の前にある大舞台。ひょっとしたらさらなる転機にもなりうるその機会を、21歳の三戸舜介は掴むことができるだろうか。
了戒美子●取材・文 text by Ryokai Yoshiko
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