「ルイ・ヴィトン」のローファーで大人の黒コーデに拍車がかかる!?
ルイ・ヴィトンから登場したのは、ソールにぐるりとスタッズを配したLV ペニー・ライン ローファー。このインパクト絶大な一足が、大人の黒コーデを引き立ててくれますよ。
「ルイ・ヴィトン」のLV ペニー・ライン ローファー/ソコがデコで黒の不良(ワル)さに拍車がかかる
拍車がかかる。これはあるきっかけによって物事が早く進むようになるという意味ですが、元はかかとに歯車状の金具(拍車)が付いた靴で馬の腹を蹴って、馬をスピードアップさせる、西部開拓時代のカウボーイたちの勇ましい姿が語源だそうです。 このエピソードを思い起こさせてくれたシューズが本日の主役、ソールにぐるりとスタッズが配された「ルイ・ヴィトン」の新作でございます。この靴をひと目見て私は、あの(馬には痛そ~な)ウエスタンブーツを思い出したわけですが、かかとに拍車が付いているのと変わらぬ十分なインパクトを備えています。それはきっとスタッズ以外を極力シンプルな黒に徹したことで、ソールのスタッズが見事に映えているからでしょう。 漆黒のレザーと金と銀のスタッズよって放たれる目映い光沢と強烈な不良(ワル)い薫りは、黒デニム、黒スラックス、黒コーデュロイ、黒スーツと、あらゆる黒い相棒に最上のアクとなってくれそうです。 馬のように実際にスピードアップするわけではありませんが、靴のソコがデコで進化する一足は、現代という荒野を駆けるオヤジさんのお洒落に拍車をかける必需品。こちらあまりの有引力により馬殺到……いやいや、人殺到とのことですので、迷う前にお店へ駆けるべし! ヒヒン!
黒いほどスタッズの効果は抜群です
黒の装いには、着こなし全体が単調にならない奥行きの演出が肝要です。で、新たな奥行きの一手として、ソールのスタッズで奥行きを添えてくれるコヤツの出番となるわけです。 2024年4月号より ※価格はすべて税込み価格です
写真/渡辺修身 スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/古川 純 文/市村広平(LEON)