女王の愛車が買える! エリザベス2世の「レンジローバー」がオークションに出品に
エリザベス女王が所有していた車の中の一台で、2004年製の3代目レンジローバー(L322型)が、11月にアイコニック・オークショニアズが主催するバーミンガム・クラシック・モーターショーでオークションにかけられます。5万ポンド~6万ポンドで取引されるものと見られます。 製造から19年が経ち、走行距離10万マイル(約16万キロ)以上ですが、状態は良いそう。色はエプソムグリーンで、オークション業者によると、「デュアル・リアウィンドウ・スイッチ、乗り降りをアシストするグラブハンドルといった、王室の四輪駆動車に共通の」変更がエリザベス女王のために特別になされているのだとか。
しばしば自ら運転することで知られていたエリザベス女王。ランドローバーは1951年に王室御用達となって以来、そんなエリザベス女王と長らく関わってきました。BBCに対して「ジャガーとランドローバーとローバーは、ロイヤルファミリーと非常に強いつながりを持ってきました」と語るのはカージャーナリストのクウェンティン・ウィルソン氏。「この職人らしい、勉強熱心で頼りになる、どっしりとしたエンジニアの仕事は極めて機能的で、あらゆる正しいメッセージを伝えました」 女王の逝去に伴い、ランドローバーはこんな文章を発表して敬意を表しました。 「女王陛下の逝去により、ジャガー・ランドローバーのすべての従業員は深い悲しみを覚えています。私たちの思いや哀悼の意はロイヤルファミリーとともにあります。女王との関係は、私たちジャガー・ランドローバーの全員にとって大いなる誇りでした」 今度は、ロイヤルファンやカーマニアが、こうした王室と車の歴史の一部を所有することになりそうです。 ※記事初出時、本文の一部に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
Translation: mayuko akimoto From: TOWN&COUNTRY