レスリング「金」、サッカー元日本代表が度肝抜く登場 児童らやんやの喝采「喜ぶ姿見られた」
五輪の元日本代表選手らが運動の楽しさを子どもたちに伝える授業が、京都府福知山市の府中丹支援学校であった。児童と生徒が、遊びやスポーツを通じて交流を深めた。 同校を訪れたのはリオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダルの登坂絵莉さん(30)とサッカー女子元日本代表の岩渕真奈さん(31)の2人。 同校の体育館に集合した児童たちが「おーい」と呼びかけると、登坂さんが男性教員を抱きかかえ、岩渕さんはリフティングを披露しながら登場。サプライズに跳びはねて拍手を送る子どももいた。 低学年24人が参加した授業では、登坂さんらが一緒にウサギやクマといった動物の動きをまねしたり、サッカーのPKゲームをしたりして触れ合った。児童を代表し、1年生の児童(7)が「楽しかった。また来てください」とお礼を述べた。 登坂さんは「喜ぶ姿が見られてよかった。これからも体を動かす楽しさを伝えたい」と話した。岩渕さんは「初めて支援学校の子どもたちと触れ合った。一緒に盛り上がれてよかった」と振り返った。 高等部の生徒とボッチャやフットサルをプレーし、中学部の生徒と給食を一緒に味わった。