町長の不信任決議案を否決 愛知・東郷、パワハラ疑惑
愛知県東郷町の井俣憲治町長（57）が町職員にパワハラやセクハラをした疑いがある問題で、町議会は27日、臨時議会の本会議で、一部町議が提出した町長に対する不信任決議案を審議、可決に必要な出席議員の4分の3以上の賛成が得られず否決された。 提出者の山下茂町議は質疑の中で「職員は疲弊し、失望感が広がっている。全国からもハラスメントに寛容な町とさげすまれている」と述べた。反対する立場の町議からは「あまりに時期尚早。情報が足りず、しっかりした調査が必要だ」などの意見が出た。 可決されれば、地方自治法の規定により、町長は議会を解散するか、失職するかを判断することになっていた。
