映画キントリ再始動!市川猿之助の代役に石丸幹二を迎えて 天海祐希「面白くなってきたじゃない!」
歌舞伎俳優、市川猿之助(48)の自殺ほう助事件により公開が延期されていた劇場版「緊急取調室 THE FINAL」が、俳優の石丸幹二(58)を新たなキャストに迎えて再始動することが16日、配給の東宝から発表された。石丸は猿之助の代役を務める。主演の天海祐希(56)は「面白くなってきたじゃない!」と主人公の決めぜりふで喜びを表現した。 【場面カット】劇場版 「緊急取調室 THE FINAL」に出演する予定だった天海祐希、田中哲司、市川猿之助 公開予定日だった昨年6月16日から丸1年。動向が注目されていた「緊急取調室 THE FINAL」が、ついに動き出す。 東宝がこの日、新キャストに石丸を迎えて再始動すると発表。撮影はこれからで、公開時期は改めて報告するとした。 同作は、2014年にテレビ朝日系でスタートした人気ドラマシリーズのラストを飾る劇場版。取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」の女刑事・真壁が犯人と心理戦を繰り広げる物語で、猿之助がラスボスとなる首相役を務めていた。 だが、公開を約1カ月後に控えた昨年5月18日に、猿之助が一家心中騒動を起こし、両親は死亡。同6月1日に劇場版の公開延期が発表された。猿之助はその後、自殺ほう助の疑いで逮捕・起訴され、同11月に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けていた。 関係者によると、石丸は猿之助の代役を担当。一部だけの撮り直しにするのかなどは不明だ。劇場版を製作するテレ朝は石丸の起用について「理由は控えますが、お引き受けいただいたことに大変感謝しています」とコメントした。 座長の天海もコメントを寄せ、「楽しみにしていてくださった皆様、大変お待たせしてしまいました。やっとこうして再始動を発表できる日を迎えることができました」と心境を吐露。 キントリチームとは「またみんなに会えるのが嬉しいよね」と話しているといい、「石丸幹二さんとキントリメンバーでぶつかり合えることにも胸を躍らせています」と撮影を心待ちにしている様子。「面白くなってきたじゃない!」と真壁の決めぜりふで気持ちの高ぶりを伝え、「この1年の間に歳はとってしまったけれども(笑)、色々なことをバネにして、さらにパワーアップしたキントリの最後を飾るにふさわしい〝ベストの作品〟をお届けすることを、ここに力強く宣言させていただきます!」と誓った。