UPS、売上高と利益の増加を予想-「苦境」の2023年を切り抜け
(ブルームバーグ): 米宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、新型コロナウイルス禍の影響による宅配需要の低迷を克服する中、売上高と利益が向こう3年間に増加すると見込んでいる。
UPSは財務目標を詳述した26日の発表文で、2026年の連結売上高は最大1140億ドル(約17兆2600億円)に達するとの見通しを示した。23年実績の約910億ドルから急増することになる。同社は調整後の営業利益率が今後3年に13%を超えるとも予想している。
キャロル・トメ最高経営責任者(CEO)は「2023年に苦境を脱した小包業界は、2024年以降に再び成長する見通しだ」と発表文で表明した。同社は効率性と生産性の改善に重点を置きつつ、「プレミアム市場」をターゲットとする意向だ。
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原題:UPS Sees Sales, Profit Growth Coming Out of ‘Difficult’ 2023(抜粋)
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Kiel Porter