ゲームストップ株主、「ロアリング・キティ」への訴訟取り下げ
(ブルームバーグ): インターネット上で「ロアリング・キティ」の異名を持つ投資家キース・ギル氏が、米ゲームストップの「株価操作」スキームを首謀したとして同社の株主から提訴されていた訴訟は、提起から数日後に取り下げられた。
6月28日にニューヨーク・ブルックリンの連邦裁判所に提起された集団訴訟で、ゲームストップの株主マーティン・ラデフ氏はギル氏について、自分の利益のために株価を操作しようとしていたと主張していた。しかし、ラデフ氏は7月1日午後遅くに提出した法廷文書で、自発的に訴訟を取り下げると明らかにした。
ラデフ氏が訴えを取り下げた理由は不明。同氏の弁護士はコメント要請にこれまで返答していない。
ギル氏にも電子メールでコメントを求めたが、返答は得られていない。
ギル氏は今年5月に復帰し、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)にゲームストップに関する投稿を開始した。2021年のミーム株ブームの仕掛け人とされる同氏は、ゲームストップを宣伝したことで一躍有名になった。
ギル氏が投稿を開始する前に17ドル前後で推移していたゲームストップ株は、5月14日には48.75ドルに急伸。同氏は6月2日、ゲームストップ株500万株と6月21日が期限のコールオプション(買う権利)12万枚を保有していると明らかにした。6月13日までに、ポートフォリオに保有するゲームストップ株は900万株余りに増え、コールオプションは含まれていなかった。
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原題:‘Roaring Kitty’ Sued Over Alleged GameStop ‘Pump and Dump’、GameStop Shareholder Quickly Drops ‘Roaring Kitty’ Fraud Suit (抜粋)
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Avalon Pernell