広島・末包 引退発表の野村に捧げる劇的サヨナラ打「ファームでも上でもお世話になった」
◇セ・リーグ 広島3－2阪神（2024年9月27日 マツダ） 広島は延長12回、劇的なサヨナラ勝利で阪神を破り、連敗を4で止めた。3位DeNAとの差は「1」に縮まった。延長12回に末包昇大外野手（28）がサヨナラ打を放った。 【写真】延長12回、サヨナラタイムリーを放った末包（右から2人目） 2－2のまま決着がつかず、迎えた延長12回。1死二塁と一打サヨナラの好機で代打・末包が阪神・村上と対峙した。カウント2－1から変化球を巧みに捉え、打球は右前へ。味方の手荒い祝福を受け、「幸せですね、本当に。初めてサヨナラ打ったんですけど、こんなに気持ちいいものなんだと思った」と喜びをかみしめた。 試合前には野村祐輔投手（35）が今季限りで現役を引退すると発表した。11年にドラフト1位で広島に入団した野村は広島一筋13年でユニホームを脱ぐ決断を下した。 末包は「ファームにいる時もお世話になったし、上に上がっても話をさせてもらった。3年間という短い時間だったが、僕は高校時代からずっと見ていたので。今日も（大瀬良）大地さんが秋山さんの登場曲を使っていた。そういう思いもあった。一丸となってやった結果が今日の結果かなと思う」と、偉大な先輩への思いを語った。
