【NFL】「浮き沈みの激しかった」昨シーズンから再起を図るテキサンズSピートリ
ヒューストン・テキサンズのセーフティ(S)ジェイレン・ピートリは印象的なルーキーシーズンを送ったものの、キャリア2年目となる昨シーズンには一歩後退した。ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズが就任2年目を迎える中で、ピートリには再び軌道に乗る準備ができている。
自身が浮き沈みの激しいシーズンだったと認めている昨季にピートリが残した数字は、タックル84回(ルーキーシーズンより63回少ない) 、インターセプトなしというものであり、カバレッジでは何度も突破されることがあった。
『The Houston Chronicle(ザ・ヒューストン・クロニクル)』によれば、ピートリは「それも人生だ。すべてがいつも思い通りにいくわけじゃない。1年目はたくさんの素晴らしいことを成し遂げて、いくつかいいプレーができたと思ったけれど、去年は浮き沈みが激しい年だった」と語ったという。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、昨年、ピートリは最も近いディフェンダーとしてカバレッジに入った際、相手チームにタッチダウン3回と、パサーレーティング127.9を許したという。
現地3日(月)に25歳になったピートリは、2024年シーズンに立て直しを図るため、3年目に “冷静さ”を保つことに集中しているとコメントしている。
「それが次のステップだと思う。ただ冷静に、コーチが自分に何を求めているのかを理解することが重要だ」とピートリ。
2022年に、当時のヘッドコーチだったラビー・スミスのシステムには自然にフィットしていたピートリだったが、ライアンズHCのスキームへの移行は難しく、一貫性を欠く結果となっている。また、若きプレーメーカーであるピートリにとって、2023年シーズン第1週に肺の虚脱を抱え、シーズン序盤の2試合を欠場したことも有利には働かなかった。
ピートリは3年目のシーズンを迎えるにあたって、テキサンズのコーチングスタッフの継続性が自身の爆発的なプレーを取り戻す助けになると信じており、次のように話している。