大阪で「やしきたかじんメモリアル展」ハイヒールら思い出語る
やしきたかじんメモリアル展 かかってこんかい!
一般社団法人OSAKAあかるクラブ主催の「やしきたかじんメモリアル展 かかってこんかい!」が1日、大阪市福島区の堂島リバーフォーラム4階のギャラリースペースで始まった。期間は5月3日まで。開催を記念し、たかじんさんと生前親交が深かった漫才コンビ・ハイヒールのリンゴ・モモコが特別ゲストとして登場し思い出話に花を咲かせた。
大阪で頑張ってくれた人を表彰したいという遺志
同クラブは2010年に「大阪が人を明るくするまちにしたい」という趣旨のもと設立され、たかじんさんが初代キャプテンを務めた。 開催前には、たかじんさんの友人で同クラブの温井史朗理事長があいさつ。温井理事長は「たかじんさんが2014年1月に亡くなられて、遺言にあかるクラブに2億円を遺贈していただいた。遺言の中にはたかじんメモリアルを設立してほしい。それを実行していって特に大阪で頑張ってくれた人を表彰したいという気持ちを受けて、しっかりとそういう方を表彰していきたい」と話した。 そして、同クラブメンバーで大阪市出身の俳優、辰巳琢郎が「生前たかじんさんとは何度かご一緒しておりめちゃくちゃ親しかったというわけではないんですが、昨年の飲み会の席で『あかるクラブ』があると聞いて、再スタートを切るという時にいれてもらいました。今は東京に住んでいますが、日本をよくするためには大阪をよくしなあかん。大阪を元気にすることが日本を元気にするいちばんの近道やと僕はそんな風に信じております」と力強く話した。
ハイヒール、たかじんさんとの思い出語る
そして、特別ゲストとしてハイヒールリンゴ・モモコが登場。たかじんさんと知り合ったのは?との質問にリンゴは「いつっていうか、気がついたら怒られてたという感じですね」と話す。 続いてモモコは「デビューしてすぐ、なんで歌手の人にこんなに注意されんねやろうと。けど、常に愛もいっぱい頂きましたし、おまえらちゃんとせえとも言われてました」と振り返った。
入場料の経費を除く収益金をメモリアル基金に
また、今回サプライズでモモコの結婚式で、たかじんさんがバージンロードに立った秘蔵写真やバブル期にたかじんさんと北新地で撮ったと思われるスリーショットなどが出され、モモコが「私だって全身シャネル着てるもん」と話し、リンゴは「北新地の店の前や思う」とうれしそうに語る場面もあり、思い出話に花を咲かせた。 同展の入場料は1200円で、記念事業のため経費を除く収益金の全額を「たかじんメモリアル基金」の活動に役立たせていくとしている。